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KCRビジネスジャーナル 2005年12月05日号 http://www.kcr-inc.com/
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目次
■KCRレポートアップロード情報!
新興3市場:KCR-IPO-IRレポート (05社)
上場企業 :企業IRフェア報告レポート (02社)
経営戦略トップ取材レポート(01社)
■東京IPOで毎月1回好評連載中!
〜本物の企業IRを考えるシリーズ〜
「個人投資家にとっての企業IR」その3(全12回)
株式会社KCR総研 代表取締役 金田一洋次郎
(証券アナリスト・IRコンサルタント)
■松井証券マーケットプレゼンス毎週水曜日好評連載中!
証券アナリスト金田一洋次郎の業界セクター分析講座
〜チェーンストア編〜 (第2回/全12回)
■IRコンサルタントのつぶやき 〜株式投資と人生の共通点〜
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■KCRレポートアップロード情報!
新興3市場:KCR-IPO-IRレポート (05社)
上場企業 :企業IRフェア報告レポート (02社)
経営戦略トップ取材レポート(01社)
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弊社KCRホームページでは、リニューアルに伴いアナリストレポートを毎日
公開しております。今回は【今週の無料レポート】として、株式会社バルク
(2467・名証)を掲載しております。以下のアドレスにアクセスして頂き御覧下
さい。
○新興3市場:KCR-IPO-IRレポート(05社)
【無料】
2005/12/05
■株式会社バルク(2467・名証)
http://www.kcr-inc.com/ipo/report.cgi?code=2467
【有料】
2005/12/05
■株式会社シニアコミュニケーション(2463・マザ)
http://www.kcr-inc.com/ipo/report.cgi?code=2463
■テレビ東京ブロードバンド株式会社(3786・マザ)
http://www.kcr-inc.com/ipo/report.cgi?code=3786
■株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド(7829・マザ)
http://www.kcr-inc.com/ipo/report.cgi?code=7829
■株式会社ビジネス・ブレークスルー(2464・マザ)
http://www.kcr-inc.com/ipo/report.cgi?code=2464
○上場企業 :企業IRフェア報告レポート(02社)
【無料】
2005/12/05
■株式会社EMシステムズ(4820・東2)
http://www.kcr-inc.com/analyst/pdf/4820_02.pdf
■株式会社ワッツ(2735・JQ)
http://www.kcr-inc.com/analyst/pdf/2735_03.pdf
○上場企業 :経営戦略トップ取材レポート(01社)
【有料】
2005/12/05
■株式会社オプテックス・エフエー
http://www.jlpi.jp/htaccess/shuzai/6661.pdf
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■東京IPOで毎月1回好評連載中!
〜本物の企業IRを考えるシリーズ〜
「個人投資家にとっての企業IR」その3(全12回)
株式会社KCR総研 代表取締役 金田一洋次郎
(証券アナリスト・IRコンサルタント)
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前回は、私が所属していた証券会社の事業法人部時代の話をした。証券会社
の事業法人部という部署は、現在でも上場企業のファイナンスの一役を担う極
めて重要な部門であるが、当時は、その一部門が叩き出す収益力ともあいまっ
て会社内での発言力も強く、極めて特異な存在であったといえるだろう。少し
立場は違うが当時の省庁で言えば、大蔵省並みの力と権限をもっていたという
か、そんな感じであったと思う。バブル崩壊の過程で大蔵省もその巨大すぎる
権限から、金融庁と財務省に分割させられた。予算を策定する部門と銀行や証
券などを監督する部門とを切り離したわけである。この大きな理由の一つに、
銀行や証券など金融機関との癒着を排除するということがあった。
当時の事業法人部も上場企業との癒着と言う意味では、同じような形になっ
ていたのではないかと思う。つまり企業の資金調達と資金運用を同時に行って
いたことに大きな問題がある。当時の優秀な事業法人マンというのは、企業か
らいかに多くの運用資金を預かってくるかということと、企業のファイナンス
でいかに多くのシェアをとるか、主幹事業務を行うかということにあったわけ
である。これを、上場企業から見た場合は、証券会社の役割というのは、自社
の運用資金をいかに有利に運用してくれるかであり、あるいはその成績如何が
各証券会社の実力であり、主幹事宣言をはじめとするシェアに直結していった
のである。証券会社が行う資金調達や運用の中心は、無論、株式市場である。
そうなると上場企業からみた証券会社の力というのは、株式市場でいかに影響
力を持っているかということになってくる。極論を言ってしまえば、当時の上
場企業からみれば、株価は証券会社が作るものと真剣に思っている向きもあっ
たのである。
相場操縦の禁止であるとかインサイダー取引問題、あるいは損失補てんの禁
止、今の証券市場では、当たり前のコンプライアンス問題が、当時には希薄で
あった。また、当時の外部環境も、それを煽るような雰囲気があったことも事
実である。例えば現在は、取引所となったジャスダック市場銘柄(旧店頭市場
銘柄)などは、インサイダー取引の圏外にあったし、当時損失補てんの温床と
もなった事業法人部が運用していた巨額の営業特金なども一応大蔵省の認可を
得て実施していたことである。財テクに関する考え方も、当時はしない方がお
かしいのではないかという風潮すらあったのだ。こうした環境とその熾烈な競
争から上場企業と証券会社が互いのメリットを求めて株式市場を利用し、飛ば
しをはじめとする違法行為に手を染めていくのは半ば必然であったかもしれな
い。しかし、その代償は
100年続いた山一證券の崩壊であり、野村證券トップ
の逮捕劇であり、日興などの外資身売りや数えきらないくらいの中小証券の倒
産・再編劇である。今となっては、全てバブルと一言で片付けられてしまうこ
とも、その宴が残した爪痕はあまりにも大きなものであったことは言うまでも
無い。
ここで、私が強調しておきたいのは、日本の企業IRというのは、こうしたバ
ブル崩壊の過程を経てごく最近になって本格的に醸成されてきたということで
ある。バブル崩壊の過程と同時に進んだのは、コンプライアンスの強化であり、
それはこれまで証券会社に任せきりにしてきた証券市場における企業のファイ
ナンス戦略の自立を意味している。個人投資家は、こうした事実背景をよく理
解した上で「企業が自分自身で株式市場で評価をしていただく」そんな当たり
前のことが、ごくごく最近になってようやく企業に浸透しだしたのだというこ
とをよく肝に銘じておかねばならない。従って、企業IRの本質を見抜くことと
は、その企業側の意識を見極めることがポイントになる。なかには、企業IRと
いう言葉に乗じて投資家を欺いたり、踏み台にしていく企業も散見される。読
者の皆様には、くれぐれも本物を見抜く力を培ってほしいものである。
※2005年03月掲載。投資情報満載のメールマガジン「東京
IPOマガジン」のご
登録は、同社ウェブサイトで。 http://www.tokyoipo.com/
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■松井証券マーケットプレゼンス毎週水曜日好評連載中!
証券アナリスト金田一洋次郎の業界セクター分析講座
〜チェーンストア編〜 (第2回/全12回)
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第2回
チェーンオペレーションの機能
本部に一括仕入れ機能を集中させることによって、多数の店舗を組織的に統
合し、さらに専門的な管理の下で戦略が展開される運営方法をチェーンオペレ
ーションと呼ぶ。チェーンオペレーションにはいくつかの重要な機能があるの
で確認しておこう。
1つは「情報縮約機能」と呼ばれるものである。チェーンシステムでは、店
舗が立地するさまざまな地域についての情報が本部に集約化されているため、
その情報を利用することによって、店舗間および地域間の比較を容易にでき、
各々の店舗が立地する地域需要の特徴を的確に把握することができる。これに
よって地域需要の把握をよりすぐれたものとすることができるというわけであ
る。
情報化が進展した現在、チェーンの本部では、各店舗での品揃えや地域特性
に関わる情報をネットワークシステムを通じて集約することができるようにな
り、この機能はよりいっそう強まる傾向にあるといえよう。
チェーンオペレーションは物流面においても重要な機能を発揮する。チェー
ンオペレーションのもとで展開されるロジスティクスが志向するのは、個々の
製品の仕入先からチェーンの流通センターへの「大量型輸送(単品大量輸送)」
と、そこから各店舗の品揃えに合わせた「混載型輸送(個別品揃え配送)」と
を効率的に結びつけることである。
各店舗でいくつかの品目を必要とする場合、まずは流通センターにそれぞれ
の品目についてその需要を満たすだけのものを入荷し、その後各店舗にそれぞ
れの品目について必要な量を組み合わせて店舗に配送する。流通センターまで
は「単品大量輸送」し、店舗までは「個別品揃え配送」するのである。
一般に、流通センターまでの「単品大量輸送」においては、規模効率が追及
され、流通センターからの店舗までの「個別品揃え配送」においては少量多品
種の配送をいかに効率化するかが重要となるが、チェーンオペレーションでは
規模効率型配送と少量多品種型配送を効率的に結びつけることでこの問題を解
決しているのである。
※2005年1月執筆。現在、松井証券マーケットプレゼンスでは、「100円ショッ
プセクター編」を連載中です。投資情報満載のメールマガジン「松井証券マ
ーケットプレゼンス」のご登録は、同社ウェブサイトで。
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■IRコンサルタントのつぶやき 〜株式投資と人生の共通点〜
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私は人生についてよく考える。過去を振り返った時、様々な出来事が起こり、
様々な感情が表れた。人生には波がある。サイクルがあるともいう。良い時期
もあれば良くない時期もあり、これらはある一定の周期があるように思える。
良い時期には、人は積極的な思考になり、感情が高ぶり、自信や希望に満ち
溢れる(時には錯覚に陥り謙虚さを失うこともあるが)。良くない時期には、
人は消極的な思考になり、感情が落ち込み、不安に襲われたりする。人は、出
来るならいつも良い時期を過ごしたいと思うが、必ず良くない時期に遭遇する。
これはある種仕方がないことだ。
ここで大事なのは、感情をコントロールする事がいかに大事かということだ。
仏陀曰く、全ての出来事をあるがままに見て、その出来事に感情を一々反応さ
せず、常に寂静な心でいることが幸せであると説く。
株式投資にも通じる。短期志向の個人投資家の方々によく見受けられるのが、
株価の変動に感情が一喜一憂してしまうことだ。理論や経験が豊富なトレーダ
ー達でも、感情移入した瞬間、思わしく無い結果が表れる。有名なデイトレー
ダーの株乃助さん(元HANABIさん)のブログを見てもわかるとおりだ。
ここでも大事な事は、やはり人生も株式投資も中長期的視点で考えないとい
けないことだと思う。短期的視点をもてば、短絡的志向に陥り、感情に左右さ
れやすくなる。株式投資に関していえば、一つの注目銘柄をじっくり研究し、
自分なりに理論株価をだし、損切りラインなどを検討して企業の中長期戦略な
どを常にチェックしていれば、一時的な悪材料で株価が下がってもうろたえな
い。
一時的な感情は中長期的視点にたてば、短期的視点よりも感情をコントロー
ルし易くなる。中長期視点にたって、人生も株式投資も考えたいものだ。(MK)
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KCRビジネスジャーナルは、原則毎週1回の発行を予定しております。
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編集・発行
株式会社KCR総研 研究員 梶本昭典
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